統計資料年次版

用語集

甘蔗糖

サトウキビを原料とする砂糖のことです。
サトウキビは熱帯・亜熱帯地域で育つ作物で、日本では主に沖縄県と鹿児島県の南西諸島で生産され、現地で甘蔗糖として製造されます。そのほとんどは、原料糖として国内の精製糖工場で精製され、製品となります。それ以外には、量としては僅かですが黒砂糖なども製造されます。

てん菜糖

てん菜を原料とする砂糖のことです。
てん菜は温帯の冷涼地で育つ作物で、日本では北海道で生産され、現地でてん菜糖が製造されます。てん菜糖は原料糖という過程をとらずに、最終製品まで一貫して生産されます。（ただし、一部、精製糖の原料として使用される場合があります）

粗糖

原料糖として海外から輸入される甘蔗糖のことです。

精製糖

原料糖を精製してつくられる砂糖製品を指します。てん菜からつくられる白糖製品と製品自体は同じもの（上白糖、グラニュー糖など）ですが、統計上は区別されます。

含蜜糖

製造工程で蜜を分離せず、そのまま煮詰めてつくる砂糖のことです。
黒砂糖が含蜜糖の代表格です。

分蜜糖

製造工程で蜜を分離してつくる砂糖のことです
黒砂糖以外の上白糖、グラニュー糖など、通常販売されている製品のほとんどは分蜜糖です。